ETFは期待しづらいが、大引けにかけては強含みの展開を意識/後場の投資戦略

2017年12月12日 12:16

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22944.21;+5.48TOPIX;1818.44;+5.10

[後場の投資戦略]

 日経平均は90円弱の狭いレンジ内での取引が続いており、節目の23000円を目前に足踏みが続いている。前引けのTOPIXがプラスだったこともあって日銀のETF買い入れによる需給の下支えは期待しづらく、後場もこう着感の強い相場展開が続きそうである。12日-13日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強そうである。また、ハイテク株の本格的な底打ちからの反転も見極めが必要であり、リバランス中心の売買になりやすいだろう。

 とはいえ、下を売り込む向きはなく、メジャーSQ通過で海外投資家の商いが細る可能性があるほか、ヘッジファンドの決算に伴う売りは一巡したとみられる。海外投資家の売りが減少する中、年末高を意識した良好な需給状況によって、大引けにかけては強含みの展開を意識しておきたいところである。(村瀬智一)《AK》

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