【株式市場】日経平均は55円高を上値に一進一退だが新規上場の2銘柄は好調

2017年12月12日 12:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の前引けは2万2944円21銭(5円40銭高)、TOPIXは1818.44ポイント(5.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億9425万株

 12日(火)前場の東京株式市場は、ニューヨークでテロとみられる爆発事件が発生したことが影響したようで漠然と手控える雰囲気があり、個別物色の色彩が強く、日経平均は9時40分頃の55円60銭高(2万2994円33銭)を上値に一進一退となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの大手銀行株が引き続きバーゼル銀行監督委員会の新たな規制案の決着などを材料に続伸し、sMedio(エスメディオ)<3913>(東マ)は富士通の「ロボットAIプラットフォーム」に表情認識AIエンジン、顔認識AIエンジンを提供との発表が好感されて10時過ぎから急伸。アルファクス・フード・システム<3814>(JQG)は引き続きセルフレジ開発などが材料視されて一時ストップ高。

 12日、東証1部に上場のカチタス<8919>(東1・売買単位100株)は取引開始直後に公開価格1640円の1.5%高の1665で初値がつき、その後1865円まで上げて高値引け。

 もう1銘柄、一家ダイニングプロジェクト<9266>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格2450円を71%上回る4190円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は7億9425万株、売買代金は1兆1742億円。1部上場2048銘柄のうち、値上がり銘柄数は1008銘柄、値下がり銘柄数は932銘柄となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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