日産、カーシェアサービス「NISSAN e-シェアモビ」開始 18年1月から

2017年12月11日 12:26

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記事提供元:エコノミックニュース

「NISSAN e-シェアモビ」サービスは、2018年1月にまず約30のステーションで始まる。街の駐車場でこのような光景が来年見られる

「NISSAN e-シェアモビ」サービスは、2018年1月にまず約30のステーションで始まる。街の駐車場でこのような光景が来年見られる[写真拡大]

 日産自動車は、ニッサン・インテリジェント・モビリティの取り組みを特徴としたカーシェアリングサービス、「NISSAN e-シェアモビ」を2018年1月15日から開始すると発表した。サービス開始に伴い、12月8日から「NISSAN e-シェアモビ」の会員募集をスタートする。

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 日産は、「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」の取り組みとともに、クルマの「電動化」、「知能化」に向けた技術開発を進めている。「NISSAN e-シェアモビ」は、電気自動車のドライビングプレジャーと快適さを提供する電動化技術と、自動運転技術や自動駐車機能などの知能化技術を体感できる新しいカーシェアリングサービス。

 サービス開始直後は、新型「日産リーフ」と「ノート e-Power」が利用対象車種となる。「NISSAN e-シェアモビ」のサービスは、「安心」「快適」「気軽」をキーワードに、これまでのカーシェアリングサービスには無い付加価値を提供するとしている。

 まず「安心」とは、自動運転技術「プロパイロット」(日産リーフ)や、わずかな操作だけで駐車に必要なステアリング、アクセル、ブレーキなどの操作を自動制御する「プロパイロットパーキング」(日産リーフ)、上空から見下ろしているような映像でスムーズな駐車をサポートする「インテリジェント・アラウンドビューモニター」などの機能により、ドライバーの運転をサポート。さらに、万一の事故時に備えて、ドライブレコーダーも全車に搭載する。

 第二の「気軽」とは、月額料金は無料で、時間従量制の課金料金システムを採用、サービスの利用頻度に関係のない会員制度としていること。利用距離による料金加算も無いので、料金を気にすることなるドライブが楽しめる。また、日産レンタカーでの利用料金が割引になるサービスなどの特典も充実している。

 さらに「快適」とは、免許証がそのままIDカードとなり、利用時の紛らわしさが軽減される点が挙げられる。加えて、車両の清掃を毎日実施するので、常に清潔な室内空間で快適に運転でき、ドライブのサポートとして、お勧めルートガイド設定やオペレーターによるナビサポートなども利用可能だ。

 また、車両には予めETCカードも搭載しているので、ETCカードを所有していない方でもETCゲートを利用可能だ。

 本サービスのシステムは、カーシェアリングサービスのプラットフォームとして、すでに多くの実績がある日本ユニシスのモビリティーサービスプラットフォーム「smart oasis® for Car sharing」を利用。

 利用料金は、ショートタイム15分で200円。パック料金、6時間3500円、12時間5500円、24時間6500円など、複数パターンがある。

 この「NISSAN e-シェアモビ」サービスは、2018年1月にまず約30のステーション(東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山など)からスタートし、順次、他の都道府県にも拡大していく計画だ。(編集担当:吉田恒)

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