今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を注視する展開

2017年12月11日 08:35

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記事提供元:フィスコ


*08:35JST 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を注視する展開
8日のドル・円相場は、東京市場では113円08銭から113円48銭まで上昇。欧米市場では113円59銭から113円13銭まで反落したが、113円59銭まで再度反発し、113円49銭で取引を終えた。

本日11日のドル・円は、113円台半ばで推移か。米長期金利や日経平均株価の動向をにらみ、113円台半ばで伸び悩む展開が予想される。

前週末に発表された米雇用統計や米長期金利の動きを眺め、ドル買い・円売り基調は継続している。ただ、11日から2日間にわたり日米韓3カ国が日本周辺海域で合同演習を行うことから北朝鮮をめぐる地政学的リスクへの懸念や米国のエルサレム首都認定を背景とした中東情勢の緊張の高まりから、比較的安全資産とされる円を買う動きが見られる可能性がある。

今週は11月米消費者物価指数(CPI)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催など主要なイベントが目白押しとなっており、市場は内容を見極めたいとの思惑から積極的な商いは手控えられそうだ。本日の東京市場では日経平均株価の動向を注視する展開となりそうだ。株価続伸の場合、ドルは113円台後半まで買われることも予想される。《CS》

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