SQ値22500円辺りが落ち着き処か/後場の投資戦略

2017年12月7日 12:12

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22457.74;+280.70TOPIX;1785.26;+19.84

[後場の投資戦略]

 中東情勢の地政学リスクが警戒されているが、米国市場が思ったほど波乱の展開にならなかったことが、安心感につながったようである。日経平均は自律反発の流れが強まり、25日線レベルまでの戻りをみせている。ただし、これまで支持線として意識されていた25日線が抵抗線に変わる中、ここからは戻り待ちの売り圧力も意識されやすいだろう。

 同線を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーの流れが強まりやすく、メジャーSQ前ながらも、ヘッジに伴う買いが入りやすいだろう。ただし、SQ値22500円辺りが落ち着き処とみられ、後場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。物色は中小型株に向かいやすいと考えられるが、高値圏で強い値動きの銘柄に集中しやすい。一方で、前日の下げに対する自律反発の域を脱せない銘柄は、次第に戻り売りに押される可能性がある。(村瀬智一)《AK》

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