NY株式:ダウ64ドル安、感謝祭前で閑散取引

2017年11月23日 08:08

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記事提供元:フィスコ


*08:08JST NY株式:ダウ64ドル安、感謝祭前で閑散取引
22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は64.65ドル安の23526.18、ナスダックは4.88ポイント高の6867.36で取引を終了した。感謝祭を明日に控えて閑散取引となる中、主要株価の最高値更新を受けて利益確定の売りが広がり、上値の重い展開となった。FOMC議事録ではインフレ率低迷への懸念は残るものの、経済見通しに大きな変更がなければ、大半のメンバーが近い将来の利上げを支持したことが明らかとなったが、概ね予想通りの内容であったことから相場への影響は限定的となった。セクター別では、電気通信サービスや小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が下落した。

法人向けハードウエア・サービス事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は決算内容が嫌気されたほか、ホイットマンCEOの退任が報じられ、下落。PCメーカーのHPインク(HPQ)は主力のPC及びプリンター事業の成長性に懐疑的な見方が広がり、軟調推移。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は11-1月期の利益見通しが予想を下振れ、売られた。一方で、ゲーム小売のゲームストップ(GME)は決算内容が好感され、上昇。農業機械のディア(DE)は通期売上高が4年ぶりの増加となり、堅調推移となった。

明日、23日はサンクスギビング(感謝祭)の祝日で米国株式相場は休場となる。翌24日も午後1時までの短縮取引となる。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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