飲食店人手不足の切り札なるか 「Putmenu」で食べ・飲み放題も注文可能に

2017年11月21日 11:45

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アプリの画面イメージ。(写真: ボクシーズの発表資料より)

アプリの画面イメージ。(写真: ボクシーズの発表資料より)[写真拡大]

 レジと注文が不要の飲食店オーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」を提供しているボクシーズが、新たなサービス「飲み放題・食べ放題機能」の提供を開始する。

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 Putmenuとは、テーブルや部屋をIoT化するシステムで、“注文0分”“会計0分”を実現。特許取得(日米中韓)のテクノロジーによって開発されており、来店前に料理の選択と支払いをしておけば、来店して着席すると、待ち時間ゼロで瞬時に注文を確定する。また、来店後でも利用できる。2017年10月に総務大臣賞を受賞したシステムだ。

 今回は、飲食店オーダーシステム「Putmenu」に食べ放題・飲み放題の機能が追加となる。従来の飲み放題や食べ放題の場合、追加注文の度に店員がテーブルに注文を受けに行く必要がある。注文回数が増えれば増えるほど、店員の稼働が増えるケースが多かった。Putmenuは利用者のスマホで注文するため、店員の稼働は配膳のみになり、人手不足解消にも一役買う。

 特筆すべきは、飲み放題の利用だ。店舗が用意する4桁のコードをアプリに入力すると飲み放題モードになり、対象のメニューが瞬時に0円にチェンジ。コードには制限時間が設定されているため、時間が過ぎると元の金額に戻る。アプリで飲み放題のチケットを購入した場合は、コード不要で、飲み放題モードになる。アプリで商品を選択後、スマホをテーブルに置くと注文可能。テーブルIoTでテーブル番号をアプリに連携する仕組みとなっている。

 Putmenuの支払いはオンライン決済に対応しているため、レジ会計が不要。決済方法は、スマホ通話料の支払い(「ソフトバンクまとめて支払い」、「ドコモケータイ払い」、「auかんたん決済」)、LINE Pay、Alipay、PayPal、Apple Payなどに対応。アプリをインストールするだけで、会員登録不要ですぐに利用可能となる。

 訪日客対策として、12言語(日本語、英語、中国語[簡体/繁体]、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語、ロシア語、スペイン語)にも対応。

 飲食店業界に革命をもたらすかもしれない “注文0分”“会計0分”の新しいサービス「Putmenu」は東京都渋谷区のイタリアンレストラン「Pizza&Winery ESOLA shibuya」で体験可能だ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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