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【注目銘柄】オーウイルは好業績評価して上値試す、18年3月期3Q累計が計画超で通期利益予想を上方修正
オーウイル<3143>(東2)に注目したい。飲料分野を中心とする食品副原料や農産物加工品の専門商社である。アイスクリームの製造販売なども展開している。18年3月期第2四半期累計が計画超の大幅増益となり、通期利益予想を上方修正した。株価は上場来高値圏である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期2Qが計画超の大幅増益で通期利益予想を上方修正
11月13日発表した18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績は、売上高前年同期比10.0%増の162億20百万円、営業利益が45.9%増の3億14百万円、経常利益が44.1%増の3億04百万円、純利益が50.5%増の2億18百万円だった。卸売事業が想定を上回り、欧州向け経皮吸収剤の新規案件成約や、コスト削減なども寄与して、計画を上回る大幅増収増益だった。
卸売事業が10.1%増収と好調で全体を牽引した。香料やエキスなど食品副原料が減少したが、業務用殺菌乳、烏龍茶をはじめとする茶類、野菜飲料の原料である果汁などの農産物加工品が好調だった。アイスクリームの製造販売事業は15.2%減収だった。個食用カップアイスは増加したが、業務用バルクアイスの販売数量が減少した。
通期連結業績予想は11月13日に利益を上方修正した。売上高は据え置いて17年3月期比6.7%増の300億円、営業利益は88百万円増額して31.7%増の4億30百万円、経常利益は88百万円増額して31.7%増の4億30百万円、純利益は60百万円増額して38.2%増の2億80百万円とした。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が54.1%、営業利益が73.0%、経常利益が70.7%、純利益が77.9%である。また通期の修正幅から単純計算すると、第2四半期累計の上振れに対して下期を減額した形になるが、飲料関連のため上期が繁忙期、下期が閑散期となる季節要因があり、これを考慮した形だろう。通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は好業績評価して上値試す
株価は上方修正を好感して11月13日に上場来高値となる1264円まで急伸する場面があった。週足チャートで見ると高値圏で上ヒゲを付けたが、13週移動平均線がサポートラインとなって1000円台の中段保ち合いから上放れた。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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