オプティム 2Qは計画通り進捗、積極的な開発投資は順調に推移。既存のライセンス収入も好調

2017年11月16日 09:51

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記事提供元:フィスコ


*09:51JST オプティム---2Qは計画通り進捗、積極的な開発投資は順調に推移。既存のライセンス収入も好調
オプティム<3694>は14日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)決算を発表した。売上高が前年同期比13.6%増の17.92億円、営業利益が同29.5%減の2.60億円、経常利益が同29.5%減の2.58億円、四半期純利益が同14.5%減の1.50億円だった。

創業来18期連続となる過去最高売上高の達成に向けて、計画通り好調に推移しており、既存ビジネスのライセンス収入も好調に推移している。また、期初から掲げている計画通りに開発投資が順調・積極的に行われ、新サービスとして「OPTiM Cloud IoT OS」「農業xIT」などのサービスを発表している。

セグメント別では、IoTプラットフォームサービスは、法人向けスマートデバイス市場の堅実な成長に伴い、「Optimal Biz」が引き続きライセンス数を伸ばしている。IoT時代に最適化された新型OS「OPTiM Cloud IoT OS」では、積極投資を進め、サービスを提供する産業領域を鉄道、商業施設、コールセンター、工場等まで広げ、個別業種のニーズに適したソリューションを展開している。合わせて小松製作所<6301>、NTTドコモ<9437>、SAPジャパンとの建設生産プロセス全体をつなぐ新プラットフォーム「LANDLOG」の共同企画・運用を決定した。これにより建設向けAI・IoTプラットフォームとして共同展開していく。

リモートマネジメントサービスは、ライセンス数が堅調に推移する中、新規サービスの推進に取り組んでいる。「遠隔診療ポケットドクター」の有償展開では順調に医療機関を獲得している。遠隔作業支援「Remote Action」「Optimal Second Sight」ではトライアル利用から本格導入を進める企業が増加しており、益々の機能拡充、販売促進を進めている。

サポートサービスは、パソコン市場の成長性が鈍化しており、当該売上高は減少傾向にある。しかし、新しく立ち上がっているMVNO市場においても自動化、サポート効率化のニーズは強く、引き続きサービスの拡大を進めている。

2018年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比20.7%増の40.00億円、営業利益が同99.9%減の0.01億円~同16.8%増の8.00億円、経常利益が同99.9%減の0.01億円~同17.3%増の8.00億円、当期純利益が99.8%減の0億円~同24.7%増の4.96億円とする期初計画を据え置いている。《MW》

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