欧米為替見通し:ドル・円は下値の堅い値動きか、米PPIの発表に注目

2017年11月14日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下値の堅い値動きか、米PPIの発表に注目
今日の欧米外為市場では、ドル・円は下値の堅い値動きを予想したい。本日発表となる米国の10月生産者物価指数(PPI)が注目されるほか、明日発表の10月消費者物価指数(CPI)などにも思惑が広がり、ドルは売りづらい見通し。また、東南アジア諸国連合(ASEAN)における北朝鮮問題の取り扱いも注目される。

ドル・円は、引き続き113円前半の押し目買いと113円後半の利益確定売りにより、狭いレンジ内で方向感の乏しい値動きが続いている。前日のNY市場では、米10年債利回りが一時2.37%台まで低下した際のドル売りにも、113円25銭で下げ止まった。一方、本日のアジア市場では日経平均株価が前日比一時151円高となった場面でも、前週からの不安定な値動きへの警戒からリスク選好的な円売りは強まらず、ドル・円の上昇は小幅にとどまった。

今晩は、22時半発表の米国の10月PPIが材料視される見通し。PPIは前月比+0.1%と予想され、9月の+0.4%から伸び鈍化が見込まれるものの、3カ月連続でプラス維持となれば、15日発表の10月CPIにも上振れ期待が高まりそうだ。ただ、同じ15日の10月小売売上高は横ばい予想であり、ドル買いには慎重になる可能性もある。

一方、フィリピンで開催中のASEAN首脳会議で、北朝鮮による核・ミサイル開発問題をどのように取り扱うかも注目が集まりそうだ。足元では、議長声明の取りまとめに向け調整が進められているもよう。声明に深刻な懸念を表す文言が盛り込まれれば、今後の威嚇攻撃の抑止に一定の効果は見込めるだろう。しかし、参加各国の多くは北朝鮮と友好関係あるほか、南シナ海における米中の覇権争いも絡み、日本が求めるような強い非難声明となるかどうかは微妙な情勢のようだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:05 エバンス米シカゴ連銀総裁がECB主催会合で討論会参加
・18:30 英・10月消費者物価指数(前年比予想:+3.1%、9月:+3.0%)
・18:30 英・10月生産者物価指数・産出(前年比予想:+2.9%、9月:+3.3%)
・19:00 独・11月ZEW景気期待指数(予想:19.5、10月:17.6)
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP改定値(前年比予想:+2.5%、速報値:+2.5%)
・19:00 ユーロ圏・9月鉱工業生産(前月比予想:-0.6%、8月:+1.4%)
・19:00 ドラギECB総裁、イエレンFRB議長、カーニー英中銀総裁、黒田日銀総裁がECB主会合で討論会参加
・22:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米国経済と金融政策)
・22:30 米・10月生産者物価指数(前月比予想:+0.1%、9月:+0.4%)
・03:05 ボスティク米アトランタ連銀総裁講演(米国経済と金融政策)《CS》

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