10月の新車販売、軽自動車好調も登録車は低迷 一連の問題で日産車急落

2017年11月11日 22:25

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記事提供元:エコノミックニュース

2017年10月の車名別新車販売台数で抜群の数字を叩き出したホンダN-BOX

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 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の速報値で、2017年10月の車名別「新車販売台数ベスト20」が判明した。また、メーカー別販売台数の確報値も同時にわかった。

【こちらも】国内新車販売、1~9月は強いN-BOXとノート トヨタHV軍団は苦戦

 車名別販売結果は、以下の車名別一覧のとおりだ。メーカー別の確報によると目立った変化は、乗用車販売1万6372台、前年同月比50.8%と大幅に数字を落とした日産自動車の数字だ。e-Powerが好感され、先月まで快走を続けていた日産ノートは圏外に陥落し、ベスト20にランクインしたのは唯一、三菱自が生産する軽自動車「デイズ」だけ。しかも、軽自動車各社が前年に比べて大幅増となっているなかで、5961台(前年比62.8%)という惨敗を喫した。

 やはり、無資格者による完成検査を行なっていたことが発覚し、検査体制改善後も国内4工場で無資格者による検査が継続されていたことが大きく影響。国内向け登録車の生産を停止したことが響いた。

 10月だけをみると、販売でホンダ(5万6522台/乗用車)に抜かれメーカー別で3位に転落。販売台数では、4位スバル(1万2540台)、5位マツダ(1万2117台)に迫られる数字に落ち込んだ。

■2017年10月、車名別「新車販売台数ベスト20」

1)ホンダ N-BOX  21,234台(152.9%) ※

2)ダイハツ・ムーヴ  13,972台(111.8%) ※

3)ダイハツ・タント  10,660台(101.0%) ※

4)トヨタ・アクア  10,031台( 80.4%)

5)トヨタ・プリウス  10,014台( 71.3%)

6)スズキ・ワゴンR   8,801台(148.4%) ※

7)ダイハツ・ミラ   7,483台(146.0%) ※

8)トヨタ・ヴォクシー  7,417台( 93.5%)

9)トヨタ・ルーミー   7,090台( ── )

10)ホンダ・フリード   7,060台( 77.1%)

11)ホンダ・フィット   7,020台( 92.6%)

12)スズキ・スペーシア  6,865台(111.5%) ※

13)トヨタ・シエンタ   6,692台( 62.1%)

14)トヨタ・カローラ   6,505台( 97.6%)

15)スズキ・アルト   6,236台( 86.0%) ※

16)トヨタ・タンク   6,064台( ── )

17)日産デイズ    5,961台( 62.8%) ※

18)トヨタ・ヴィッツ   5,900台(115.1%)

19)ホンダ N-WGN   5,440台( 89.4%) ※

20)スバル・インプレッサ  5,390台(211.8%)

    ※印は軽自動車、カッコ内は前年同月比

 ベスト20一覧を眺めると、相変わらず軽自動車の強さが目立つ。しかも当月は、登録車が軒並み前年実績を割り込むなかで、“驚異的”とも言える伸びを示している。

 なかでもトップの「ホンダN-BOX」の販売台数は、群を抜く。昨年10月も1万3891台を販売し、軽自動車トップで前年比113.2%を記録していた。

 登録車の落ち込みが大きいのも10月の特徴だ。ベスト20圏内で前年実績を上回ったのは、トヨタ・ヴィッツとスバル・インプレッサ。

 なお、車名別販売台数が発表された後で、日産は2017年度上期(4月?9月)の決算を発表。それによると、2017年度上期の連結売上高は5兆6525億円、連結営業利益は2818億円となったという。日本の完成検査に係る問題と米国での集団訴訟の特別な費用を除くと、連結営業利益は3226億円で、年度当初の想定に添った結果だとも。

 そして、日本での完成検査問題に係る影響やコスト効率化の進捗を考慮し、2017年度(1年間)の営業利益の見通しを400億円減の6450億円へ下方修正した。

 完成車検査リコール費用だけで250億円以上とも言われ、日産にとって今回の問題、なかなか高い授業料となった。加えて、カルソニックカンセイなど部品メーカーから生産停止に伴う補償訴訟が起きるなど、最終的に営業利益減が400億円程度で済むかどうかは不透明だ。(編集担当:吉田恒)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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