東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株高でも上昇は限定的

2017年11月9日 12:14

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記事提供元:フィスコ


*12:14JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株高でも上昇は限定的

9日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本株は強含んだものの、ドルの上昇は限定的となった。

日経平均株価は前日比300円超上昇し23000円台に値を切り上げたことで、リスク選好的な円売りに振れやすい地合い。ただ、米10年債利回りが2.32
%台の低水準で推移し、ドル買いは入りづらい展開となった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、目先の日本株高継続を見込んだリスク選好的な円売りが出やすい。ただ、米10
年債利回りが低水準で推移するなどドル買いは乏しく、引き続きドルは上値の重い展開となりそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円81銭から114円07銭、ユーロ・円は131円94銭から132円26銭、ユーロ・ドルは1.1586ドルから
1.1600ドルで推移した。

【経済指標】

・日・9月機械受注:前月比-8.1%(予想:-2.0%、8月:+3.4%)

・日・9月経常収支:+2兆2712億円(予想:+2兆3634億円、8月:+2兆3804億円)

・豪・9月住宅ローン:前月比-2.3%(予想:+2.0%、8月:+1.5%←+1.0%)

・中・10月消費者物価指数:前年比+1.9%(予想:+1.8%、9月:+1.6%)

・中・10月生産者物価指数:前年比+6.9%(予想:+6.6%、9月:+6.9%)

【要人発言】

・日銀金融政策決定会合・主な意見(10月30-31日分)

「追加緩和に関しては、市場や金融機関へ影響、政策の持続性などの観点から、プラスの効果より副作用の方が大きい」《MK》

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