NY株式:ダウ6ドル高、税制改革案への期待強まる

2017年11月9日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY株式:ダウ6ドル高、税制改革案への期待強まる
8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は6.13ドル高の23563.36、ナスダックは21.34ポイント高の6789.12で取引を終了した。昨日の州知事選で多くの州で民主党候補が勝利したことや、税制改革の実施が19年度にずれ込むとの報道を受け、売りが先行。トランプ大統領が訪韓中に北朝鮮を非難したことも地政学リスクを高めた。明日発表が予定される上院の税制改革案を見極めたいとの思惑や、トランプ大統領の訪中で大規模な商談成立が期待されており、引けにかけて上昇に転じた。ダウ、S&P500、ナスダック総合指数は揃って最高値を更新した。セクター別では、食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でメディアや銀行が下落した。

写真共有アプリを手掛けるスナップ(SNAP)やアクセサリーのフォッシル(FOSL)は、決算内容が嫌気され、大幅下落。メディア大手タイムワーナー(TWX)は通信大手のAT&T(T)による買収時期が遅れるとの見方が強まり、軟調推移。一方で、カジノ・ホテル運営のMGMリゾート・インターナショナル(MGM)は決算内容が好感され、上昇。半導体のクアルコム(QCOM)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。

メディアの21世紀フォックス(FOX)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益は予想に一致し、売上高は上振れた。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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