ロボホンが手話通訳可能に、進化を支えるパートナーは57社+1大学と増える

2017年11月9日 17:02

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想定される利用シーン。(写真:シャープ発表資料より)

想定される利用シーン。(写真:シャープ発表資料より)[写真拡大]

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 NTTデータとシャープらは8日、国内で初めてAI技術(ディープラーニング)を活用したロボホン向け手話通訳アプリを共同開発したことを発表した。

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 シャープのモバイル型ロボット電話「ロボホン」の進化が止まらない。20センチ足らずの身長で、人を認識し、会話したり、歩いたり、踊ったりする可愛いロボットだが、今度は手話を覚えた。

 ロボホンは会社・施設・家庭で色々な役割を担っているが、その進化を支えているのは、認定パートナーの存在だ。現在、57社と1大学が認定されている。ロボホンの頭脳はAndroidであり、Android上でのプログラミングの知識があれば、ロボホンをシャープと一緒に育てられる。

 認定パートナーの特権は、開発したアプリを法人向けに販売できることだ。開発環境を提供するだけでなく、テクニカルサポートや販促支援も行う。また、認定パートナー同志のフォーラムでの情報交換も実施している。規約として、認定開発パートナーは、各事業者1名のロボホン認定トレーナーが必要で、試験に合格する必要がある。一定の品質を保つ仕組みだ。

●手話開発の背景

 世界保健機関の調査によると、聴覚障がい者は、世界で約3億6千万人、日本国内では軽度な人を含めると数百万人おり、そのうち、国内の手話が必要な約32万人は、コミュニケーション手段や方法、介助費用の面からも新たな手段が必要という。

 ここで登場するのがロボホンである。手話の仲介役になったり、健聴者が手話を学ぶ時の先生になったりする。

●ロボホンが手話の仲介役

 聴覚障がい者と健聴者との手話の仲介役をロボホンが担う。

 ロボホンが聴覚障がい者の手話の動きを認識・分析して、手話の意味する単語を日本語で発話するという。健聴者はその手話の意味を理解。また、発話した内容は、スマホで確認することも可能という。

 逆に、ロボホンが健聴者の発話を認識して、その内容をスマホに表示。聴覚障がい者は、その表示内容で相手の会話を理解する。

 ロボホンの知識は、手話初学者の手話練習、単語レベルでの意思伝達交換程度であるが、今後は一連の手話認識を教え込むという。また、日本語対応手話以外にも、外国語対応の手話を学習し、一日も早く、国際的な手話の仲介役となるべく、切磋琢磨しているという。

●人型ロボット(シャープ、ロボホン)のテクノロジー

 より多くのパートナーの知見やアイデアを、ロボコンに教え込むというオープンな環境の提供がミソであろう。オープンプラットフォームの流れは、従来のシャープにはなかった発想だろうか。

 ロボホン誕生から1年半で、57の認定パートナー企業と1大学を持つのは心強い。また、認定パートナー企業にサティライトオフィスがあり一見に値する。ブラウザから簡単に操作&連携を可能とするフレームワークであり、ロボホンなどの開発のテンプレートを用意している。(小池豊)

関連キーワードロボットAndroidNTTデータシャープロボホン(RoBoHoN)ディープラーニング(深層学習)

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