欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、FRB人事や北朝鮮情勢を意識

2017年11月7日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、FRB人事や北朝鮮情勢を意識
今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)の12月追加利上げ観測に変わりはないが、FRB人事に絡む思惑で買いづらい見通し。また、北朝鮮問題が改めてクローズアップされ、警戒の円買いも観測される。

前日の海外市場では材料難でドルは積極的に買いづらい展開となり、ドル・円は114円を
割り込んだが、本日のアジア市場ではFRBによる12月利上げ観測を背景にやや値を戻す展開となった。今晩は重要イベントが乏しいなかで、24時発表の米国の9月JOLT(求人労働移動調査)求人件数が材料視される見通し。同求人件数は前回をやや下回ると予想されるものの、過去10年あまりでの最高水準は維持する公算でドル買い要因になるとみられる。

ただ、FRB人事への思惑がドル買い意欲を減退させる可能性はあろう。NY連銀は6日、ダドリー総裁が2019年1月までの任期をまっとうせず、来年半ばに退任すると発表した。これにより、FRBの今後の政策決定への影響が指摘されている。退任の明確な理由は明らかにされておらず、イエレン議長の後任にパウエル理事の就任が決まったタイミングでの退任発表に、憶測が広がりやすい。

一方、安倍晋三首相はアジア歴訪中のトランプ米大統領と前日会談し、米国製の武器購入を決めた。トランプ政権の対日貿易不均衡の是正に向けた姿勢が鮮明となり、円高が意識されやすい。また、日本が北朝鮮による核の脅威にさらされているとはいえ、武器購入は安全保障上、周辺国を刺激しやすく平和解決にはつながりにくい。目先の朝鮮半島有事が連想されれば、警戒の円買いに振れやすい展開となりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・10月ハリファックス住宅価格(前月比予想:+0.2%、9月:+0.8%)
・18:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演(銀行監督フォーラム)
・19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:+0.6%、8月:-0.5%)
・24:00 米・9月JOLT求人件数(予想:607.5万件、8月:608.2万件)
・02:35 クオールズ米FRB副議長(銀行監督担当)講演(決済機関関係会議)
・03:00 米財務省3年債入札(240億ドル)
・04:30 イエレン米FRB議長が上院式典であいさつ
・05:00 米・9月消費者信用残高(予想:+175.00億ドル、8月:+130.65億ドル)
・EU財務相理事会《CS》

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