概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は小反発、輸出資源大手の上昇が指数をサポート

2017年11月6日 10:38

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記事提供元:フィスコ


*10:38JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は小反発、輸出資源大手の上昇が指数をサポート
【ブラジル】ボベスパ指数 73915.42 +0.12%
休み明けとなる3日のブラジル株式市場は4営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比91.68ポイント高(+0.12%)の73915.42で取引を終えた。74254.03から73093.65まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇も支援材料。このほか、米利上げペースが緩やかになるとの観測もブラジルからの資金流出加速懸念をやや緩和させた。

【ロシア】MICEX指数 2081.15 +0.39%
3日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比8.11ポイント高(+0.39%)の2081.15で取引を終了した。2096.04から2073.17まで下落した。


前半は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。輸出資源大手の上昇が指数をサポート。ブレント原油価格の上昇に加え、通貨ルーブル安の進行が利益の拡大観測を高めた。また、米利上げが緩やかなペースになるとの見通しも支援材料。一方、ルーブル安の進行を受け、ズベルバンク(SBER)など銀行大手の一角が売られた。

【インド】SENSEX指数 33685.56 +0.33%
3日のインドSENSEX指数は反発。前日比112.34ポイント高(+0.33%)の33685.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.70ポイント高(+0.28%)の10452.50で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤にかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。業績への期待が高まっていることが支援材料。大手企業の四半期決算は翌週から相次いで発表される予定となり、景気の回復観測から業績の改善期待が高まっている。

【中国本土】上海総合指数 3371.74 -0.34%
3日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.57ポイント安(-0.34%)の3371.74ポイントと続落した。

前日の軟調地合いを継ぐ。長期国債利回りの高止まりを受け、資金需給の引き締まりも警戒されている。新規の買い材料に乏しいなか、直近で値上がりが目立っていた銘柄群に利食い売りが続いた。《NH》

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