dアニメストア人気投票で1位「魔法使いの嫁」のストーリーと見どころは

　2017年秋にスタートしたアニメ「魔法使いの嫁」が、動画視聴サイトのdアニメストアによる投票企画「今期何見てる？」にて、第1位を獲得した。10月27日〜11月3日間で集計された「今期何見てる？」では、合計10万近くの票が集まった。人気シリーズの2期や続編のアニメも立ち並ぶなか、「魔法使いの嫁」が2位に大差をつけての1位獲得という結果となった。ここでは、「魔法使いの嫁」のストーリーの解説と見どころを紹介してみたい。

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■ストーリー

　ヒロインである15歳の少女「羽鳥チセ」は、産まれながらに不思議な力があった。妖精や霊魂といったこの世ならざる者が観え対話する特異な能力のせいで、周囲から気味悪がられ両親と離れてからは天涯孤独となってしまった。生きる希望を失ったチセは自分を「売った」。買い取ったのは異形の魔法使い「エリアス」、彼はチセの能力を見込み彼女を弟子として、そして「嫁」として迎え入れる。

■見どころ

　タイトルに魔法と銘打ってはいるが、現状において「魔法使いの嫁」は特殊能力を駆使して敵と戦ういわゆる「能力バトル系」のアニメではない。このアニメは妖精やドラゴンといったファンタジーの王道の生物が登場するが、彼らとチセの「触れ合い」がメインとなっている。

　生きる希望を無くした少女が、謎の多い師匠であり婚約者のエリアスや、全く知らなかった世界に生きる人々や生き物たちと交流し、戸惑いながらも触れ合うことで自分自身を取り戻していく「ヒューマンドラマ」的な要素が強い。

　そういった王道ファンタジーの要素を、今までにない独自の世界観で描いているところが、人気を呼んでいると推察される。

■「魔法使いの嫁Museum」

　名古屋のHMV栄店では、11月4日〜11月26日に「魔法使いの嫁」のミュージアムが開催される。既に東京・渋谷にて先月開催され、人気を博した「魔法使いの嫁Museum」は原作コミック・アニメ・劇場版の世界観を詰め込んだ展示構成となっている。開催記念グッズも販売が決定しており、ファン必見のミュージアムと言える。（記事：野崎 隆央・記事一覧を見る）