JAMSTEC、水中光無線通信で20Mbpsの通信に成功

2017年11月3日 19:11

印刷

記事提供元:スラド

insiderman曰く、 海洋研究開発機構が10月2日、無人探査機「かいこう」で水中無線通信の通信試験を行い、120mの距離で20Mbpsのデータ転送をおこなったり、100mの距離でLANを構築しリモートデスクトップ接続をすることに成功したと発表した(プレスリリース)。

 従来水中での通信は音響通信技術を使った技術が使われていたが、速度が10kbps程度と遅く、また複数の通信を同時に行えないという問題があったという。今回実験では青・緑・赤のレーザー光を使用、駿河湾口付近推進700~800mの海中で通信を行うことに成功した。産経新聞によると来年にも再び試験を行うほか、今後は機器の小型軽量化を目指すという。

 スラドのコメントを読む | テクノロジー | ネットワーク

 関連ストーリー:
Facebook、レーザーを利用した高速無線インターネット接続技術。専用帯域は不要 2016年07月22日
「ねじれた電波」を使って32Gbpsを実現する技術 2014年09月22日
LED照明を使った可視光通信実演中 2008年01月31日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事