日産、東京モーターショーで「セレナ e-power」を初公開

2017年10月26日 06:22

印刷

セレナ e-POWER ハイウェイスター(写真: 日産自動車の発表資料より)

セレナ e-POWER ハイウェイスター(写真: 日産自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • インテリア。

 10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される、「第45回東京モーターショー2017」。各自動車メーカーが様々なコンセプトカーを発表する中、日産からもコンセプトカーが発表された。その名は「セレナ e-power」。2018年春の発売を予定しており、「ノート」に引き続き、2台目の「e-power」搭載モデルとなる。

【こちらも】東京モーターショー2017 開催直前情報 その2: 日産、ホンダ、スズキなど

 セレナは1991年にバネットコーチのフルモデルチェンジ版「バネットセレナ」として登場。世界初のスライドドアパワーウィンドウ、ABS(Antilock Brake System )の採用で商用のイメージが強かったワンボックスカーのイメージを変え、人気に。2代目のフルモデルチェンジではミニバン初の両側スライドドアを採用し、王道ミニバンとしての地位を確立。日産を代表する車種の一つとなった。

 セレナに搭載される「e-power」は大出力モーターのパワーのみで走行し、エンジンを発電専用にしている画期的なパワートレイン。エンジン出力を使って、発電機を回し、電気を生み出す。その電気でモーターを駆動し走らせる。その仕組みから、力強くアクセルを踏んだ瞬間に良い加速を生み出し、それでいて静粛性に優れている。このシステムがセレナに搭載されれば、期待の出来る1台になること間違いなしだろう。

 外観と内観共に「e-power」を象徴する色であるブルーのアクセントを取り入れているのもポイントだ。外観は専用LEDテールランプに空力特性に優れたアルミホイール、リヤサイドスポイラーを装着し、スポーティで近未来的なデザインだ。内観は2列目のシートが左右独立したキャプテンシートになっており快適で余裕を持った移動空間が演出されている。

 そして2016年のフルモデルチェンジの際に搭載された、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」をセレナe-powerにも搭載。渋滞時の安全もバッチリだ。

 「ガソリンで走れるEV」という新しいスタイルを形にした日産。日産を支えてきたミニバンは「e-power」搭載でどこまで人気が出るか。発売が楽しみな1台だ。

関連キーワード

関連記事