Google、Windows版Chromeでセキュリティ機能を強化

2017年10月22日 11:48

印刷

記事提供元:スラド

Googleが最近Windows版のChromeに追加したという、セキュリティ機能の強化を紹介している(The Keywordの記事ESETのプレスリリース9to5Googleの記事BetaNewsの記事)。

強化されたセキュリティ機能はユーザー設定の無断変更の検出・復元機能と、望ましくないソフトウェアの検出・削除機能だ。Chromeの拡張機能の中にはユーザーに無断で設定を変更するものがある。このような無断変更が行われた場合、Chromeが検出して設定を復元するかどうかのダイアログボックスが表示されるようになったという。この機能により、過去1か月で望まない設定を元に戻したユーザーは数百万人に上るそうだ。なお、「chrome://settings/resetProfileSettings」にアクセスすることで、いつでもユーザー設定をリセットできる。

望ましくないソフトウェアを検出・削除するChrome Cleanupは、ユーザーインターフェイスがよりシンプルにわかりやすくなったという。さらにGoogleはESETと提携し、Chromeのサンドボックス技術とESETの検出エンジンの組み合わせにより、これまでよりも確実に望ましくないソフトウェアを検出・削除できるようになっている。なお、この検出エンジンは「望ましくないソフトウェアのポリシー」に従わないソフトウェアの検出に特化しており、汎用のウイルス検出プログラムとして動作するわけではないので注意が必要だ。新しい検出エンジンはChrome for Windowsのユーザーにロールアウトを開始しているとのことだ。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | Chrome | セキュリティ | Windows

 関連ストーリー:
「Adblock Plus」の偽物がChromeウェブストアで配布される 2017年10月11日
Google、ChromeでのSymantecが発行した証明書の無効化スケジュールを発表 2017年09月16日
2本のGoogle Chrome拡張機能、開発者アカウント乗っ取りでアドウェアが配信される 2017年08月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事