菅官房長官、日産自動車の不正行為を厳しく批判

2017年10月21日 19:07

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記事提供元:エコノミックニュース

 日産自動車が製造工場で無資格者が完成した自動車の検査をしていた問題について、問題発覚後も無資格者が3か所の工場で審査を行っていたことが明らかになったことを受け、菅義偉官房長官は20日の記者会見で「日産自動車の一連の不正行為はユーザーの信頼を著しく損なうもので、極めて遺憾だ」と批判した。

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 菅官房長官は「経済産業省から社会全体に向けて信頼回復に向けてユーザー、取引先、販売店等への対応に万全を期すよう指示をしている」とした。また「一部の生産・販売停止に伴う取引先や販売店などへの影響把握を行っている。日産自動車には不安や混乱が広がらないよう万全を期すとともに、再発防止を徹底してほしい」と求めた。

 日産自動車は「万全の対策が行われるまでの間、国内向けの全車両の生産、出荷、登録を停止する」と発表した。(編集担当:森高龍二)

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