日経平均は続伸でスタート、直後に上げ幅100円超え、バブル期以来の連騰記録に向け順調な出足

2017年10月19日 09:48

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21450.04;+86.99TOPIX;1730.32;+5.68

[寄り付き概況]

 19日の日経平均は13日続伸でスタート。前日の米国市場では、米主要株価が最高値を更新したほか、欧州株の全面高によって投資家心理が改善しており、買いが先行した。なかでも前日に市場予想を上回る好決算を発表したIBMや米長期金利上昇を背景とした金融株への選好が目立ち、堅調推移となった。シカゴ225先物清算値は大阪比100円高の21450円となり、為替相場は1ドル112円90銭台で推移。本日の東京市場は225先物にサヤ寄せする格好から買い先行となった。また日経平均は直後に上げ幅が一時100円を超えており、1988年2月10日から2月27日にかけての13連騰に向けて順調な出足に。米10年債利回りの上昇を受けてメガバンクなどの金融セクター中心に強い動きをみせている。

 セクターでは、証券・商品先物取引業、銀行業、非鉄金属、不動産業などが上昇。売買代金上位では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、神戸鋼<5406>、三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、SUMCO<3436>、日産自<7201>、みずほ<8411>、野村<8604>、住友鉱<5713>、7&iHD<3382>、村田製作所<6981>、パナソニック<6752>が堅調。一方で、三菱ケミHD<4188>、enish<3667>はさえない。《SK》

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