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日経平均は11日続伸、株価の先高感強く切り返し
*15:28JST 日経平均は11日続伸、株価の先高感強く切り返し
日経平均は11日続伸。16日の米国市場ではNYダウなどの主要株価指数が揃って最高値を更新し、円相場も1ドル=112円台前半と弱含んでおり、本日の日経平均は良好な外部環境を追い風に96円高でスタートした。朝方に一時21393.96円(前日比138.40円高)まで上昇し、取引時間中の年初来高値を連日で更新すると、短期的な過熱警戒感から前引けにかけてマイナスに転じる場面も見られた。しかし、世界的な景気拡大を背景に相場全体の先高感は根強く、後場に入るとプラス圏で堅調に推移した。
大引けの日経平均は前日比80.56円高の21336.12円となった。15年5-6月の12日続伸以来となる連続上昇記録が続いている。東証1部の売買高は15億9364万株、売買代金は2兆5532億円だった。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、機械が上昇率上位だった。一方、その他製品、サービス業、水産・農林業が下落率上位だった。
個別では、神戸鋼<5406>が売買代金トップで3%高。前日の説明会を受けてデータ改ざん問題に対する警戒感が和らいだようで、一時6%を超える上昇となった。住友鉱<5713>は銅価格の上昇を受けて4%高。その他では、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などがしっかり。このところ活況の豊和工<6203>は荒い値動きながら終値でプラスを確保した。また、ショーケース<3909>が連日のストップ高となったほか、オルトプラス<3672>が急伸し、東証1部上昇率上位に並んだ。一方、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などがさえない。リクルートHD<6098>は利益確定売り優勢で2%安。前日に決算発表した東宝<9602>も軟調だった。また、ネクステージ<3186>、ヨシムラフード<2884>、メディアドゥ<3678>などが東証1部下落率上位となった。《HK》
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