【注目銘柄】買取王国は7月高値試す、18年2月期2Q累計黒字化で通期大幅増益予想、9月の既存店売上も好調

2017年10月16日 16:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 買取王国<3181>(JQ)に注目したい。名古屋圏を中心にファッション、ホビー、貴金属および生活用品などのリサイクルショップを展開している。18年2月期第2四半期累計は黒字化した。そして通期も大幅増益予想である。9月の既存店売上も好調である。株価はモミ合いから上放れて戻り歩調だ。好業績を評価して7月の年初来高値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅増益予想、既存店売上が好調

 10月13日発表の18年2月期第2四半期累計(3~8月)非連結業績(10月6日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比6.9%減の22億38百万円だが、営業利益が24百万円(前年同期は58百万円の赤字)、経常利益が31百万円(同52百万円の赤字)、純利益が20百万円(同39百万円の赤字)だった。

 前期に業績不振店舗をスクラップした影響で全体としては減収だが、既存店売上がファッションやホビーを中心に102.6%(速報ベース)と好調に推移し、経費削減効果も寄与して黒字化した。店舗政策では収益モデル店舗の標準化を推進するとともに、工具専門店業態を発足した。

 通期の非連結業績予想は売上高が17年2月期比1.4%減の48億43百万円、営業利益が4.3倍の1億02百万円、経常利益が3.2倍の1億05百万円、純利益が5.2倍の64百万円としている。17年9月の月次売上概況(速報値)は全店が前年同月比102.7%、既存店が102.1%だった。既存店売上は8カ月連続の前年比プラスである。既存店売上が好調に推移して、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は戻り歩調、7月の年初来高値試す

 株価は700円近辺でのモミ合いから上放れの動きとなった。第2四半期累計の利益増額修正を好感する形で10月10日には792円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して7月の年初来高値960円を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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