9月FOMC議事要旨公表、インフレ上昇が追加利上げの鍵 10月12日のドル円為替

2017年10月12日 10:50

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 米連邦準備制度理事会(FRB)から9月19・20日のFOMC議事要旨が公表されたが、事前予想に反してタカ派色は強くなかった。12月の追加利上げ観測は後退していないが、ドルは伸び悩んでいる。ポイントはやはり低迷する米国経済のインフレだ。

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 10月11日は、朝鮮半島の地政学リスク、トランプ大統領とコーカー上院外交委員長との対立などが重石となり、ドルは1ドル112円台半ばでの推移となった。11:30(すべて日本時間)ごろの1ドル112円58銭が上値で、そこからはドル売りが強く、21:30ごろには1ドル112円08銭の下値をつけている。しかし年内の追加利上げが市場で織り込み済みになっていることもあり、ドルの下値も限定的だ。反発でその後はドル買いに動いている。23:00には8月JOLT求人件数が事前予想の612.5万件を下回る608.2万件だったが、市場は動意薄で、FOMCの公表時刻に向けてドルは堅調だった。

 FRB高官のコメントも続々と発表されている。11日10:00ごろにかけてカプラン・ダラス連銀総裁が、FRBの利上げに対して10年債利回りが低下していることを懸念、追加利上げについてはインフレ前進の証拠を注視とコメントした。21:50ごろにはエバンス・シカゴ連銀総裁が、インフレが低く12月追加利上げを予想するには時期尚早とコメントしている。日付の変わった12日4:00ごろにかけてウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が、今年はあと1回、来年は3回の利上げを見込むとコメントした。

 12日3:00から9月FOMC議事要旨の公表が始まった。FRBメンバーの多くが年内の追加利上げを正当化しているようだが、インフレの低迷が一時的な要因のみではないという意見も多いようだ。追加利上げにはインフレが上昇する確信が得られるデータが必要とした。利上げ先送りを主張しているメンバーは少数である。この慎重論により、1ドル112円56銭までドルは買われていたが、一転、1ドル112円33銭まで急落した。今後のインフレ状況を示す経済指標が重要なポイントになる。(ろひもと理穂)

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