薬王堂 セルスペクトとの協業契約締結

2017年10月11日 16:31

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:31JST 薬王堂---セルスペクトとの協業契約締結
薬王堂<3385>は10日、セルスペクト(本社:岩手県盛岡市)との間で、ヘルステック・ビッグデータ利活用事業に関する協業契約を締結したと発表した。

ヘルステック・ビッグデータ利活用事業は、先端工学と医学の融合により、東北に「ライフサイエンス産業クラスター」を形成することを目指して活動している、岩手を中心とした産学官ネットワーク「東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター」が推進する新事業創出プロジェクトの一環。薬王堂は、セルフ健康チェック実施などによる健康の気づきや行動変容を促す取り組みを行っている。一方、健康寿命延伸産業では、健康情報の利活用促進が重要とされており、その統計的データ数の確保が課題となっている。

今回の協業で、セルスペクトの保有技術であるPOCT(臨床現場即時検査)型検査装置とICT(情報通信技術)の融合によるクラウド型健康情報プラットフォームの活用、および薬王堂店舗網を利用したフリー検体測定スポットの設置により、気軽に健康状態を把握できるサービスを提供し、健康寿命延伸産業に寄与できる統計的データの確保に取り組む。さらに、消費行動情報(個人情報を含まない統計データ)と、健康情報の統合による「次世代ヘルステック・ビックデータ利活用事業」を共同で開発および運営もしていく。これらのデータは、健康寿命延伸産業をはじめ各分野において、個人の健康ニーズや健康状態に即したサービス、商品開発などに広く活用されることが期待されるとしている。《MW》

関連記事