10月5日のNY為替概況

2017年10月6日 04:57

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記事提供元:フィスコ


*04:57JST 10月5日のNY為替概況
 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円41銭から112円88銭まで上昇し、112円80銭で引けた。

米国の8月貿易赤字の予想以上の縮小や予想を上回った製造業受注に加え、連邦公開市場委員会(FOMC)高官の発言を受けて、年内の追加利上げ観測を受けたドル買いに拍車がかかった。

また、共和党下院が税制改革の第1歩となる2018会計年度予算決議案を承認したことも好感材料となりドル買い・円売りを助長した。

ユーロ・ドルは、1.1745ドルから1.1699ドルまで下落し1.1705ドルで引けた。カタルーニャ州の独立問題が深刻化し、スペインの政局不安を受けたユーロ売りが継続。

ユーロ・円は、131円84銭まで下落後、132円17銭へ反発。

ポンド・ドルは、1.3175ドルから1.3108ドルへ下落した。メイ首相の年内辞任観測が浮上するなど、英国政局不安が引き続きポンド売り要因となった。

ドル・スイスは、0.9764フランから0.9796フランへ上昇した。

[経済指標]・米・8月貿易収支:-424億ドル(予想:-427億ドル、7月:-436億ドル←-437億ドル)・米・先週分新規失業保険申請件数:26.0万件(予想:26.5万件、前回:27.2万件)・米・失業保険継続受給者数:193.8万人(予想:195.0万人、前回:193.6万人←193.4万人)・米・8月耐久財受注改定値:前月比+2.0%(予想:+1.7%、速報値:+1.7%)・米・8月製造業受注:前月比+1.2%(予想:+1.0%、7月:-3.3%)《KY》

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