日ハム・大谷、「4番・投手」で先発 パ・リーグ史上初の快挙を完封で飾る

2017年10月5日 06:46

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 4日、プロ野球パ・リーグの日本ハムは本拠地札幌ドームでの今季最終戦でオリックスと対戦した。日本ハムの大谷翔平投手がパ・リーグ史上初となる「4番・投手」で先発出場し、今シーズン初の完投完封と好投をみせ、3-0で勝利した。最速162キロを記録し、10奪三振で被安打はわずかに2本、打っても4打数1安打で得点にも絡み、4番としての仕事も果たした。

 大谷は初回から160キロ近いストレートに切れ味の良いスライダーを織り交ぜてオリックス打線を圧倒した。5回、6回、8回、9回と得点圏に走者を出しながらも、そこからはギアを上げて後続を断ち切っていた。

 打っても大谷は4回の第2打席でオリックス先発の金子千尋からセンター前にヒットを打って出塁する。さらに満塁となったところで、大田泰のタイムリー2塁打で先制のホームを踏んだ。

 大谷の今シーズンは、4月の左太ももの肉離れなどにより初登板は7月、初勝利も9月になってからと出遅れた。完封勝利は昨シーズンの優勝を決めた9月28日以来約1年ぶりとなり、今シーズンはこれで3勝2敗で終える事になった。今シーズン終了後、ポスティングシステムにより大リーグへ挑戦するとされているため、実現すれば日本での最後の雄姿となる。二刀流を日本でのラストゲームでファンに見せつけた格好となった。

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