株式投資はリスキーだが丁半博打などではない (1)

2017年9月19日 11:39

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 株式投資にリスクはつきもの。「リスクに向かわずしてリターンは得られない」のも事実。俗に言う「1買い2売り(ヤリ)」を否定するつもりはない。だが優良企業の中長期構え投資こそ、株式で資産を形成する最良の選択肢と考える。要はリスクのミニマム化が可能な企業(投資対象)を発掘し、リスクを最小化しうる投資法を実践することで株式投資は博打の域とは異次元に止揚される。

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 一例を引く。消防自動車では国内首位(世界でも屈指)の企業に、モリタホールディングスがある。同社の今3月期は例えば営業利益は、「前期比10%減」計画。しかしその要因は明白。「環境車輌(ゴミ収集車)の新工場移転費用や償却増」。配当も前期の記念配5円は落とすが、24円配と前々期比実質4円増配。配当性向も20%と良好。株価もその当たりは百も承知(!?)で、およそ1年前(2016年9月の初値)の1,326円を起点にみると適宜な押し目を入れながらも右肩上がりの展開。7月3日に年初来高値1,775円をつけ、本稿作成中の時価は1,760円水準。この間の上昇率は約26%。

 だがむしろ注目すべきは、この間3年近くのパフォーマンス。2014年9月の初値996円で(現在の)単元株100株を取得し今日まで3年弱持ち続けていると、配当収入を加え投下資金は73%方増殖している。

 何故、モリタホールディングスをいの一番に持ち出してきたのか。同社が社会生活上で不可欠なインフラ形成企業であり、その技術・製品力が世界屈指だからである。よく「予算ビジネスには成長力に限界がある」などという「したり顔」で話す声を耳にするが、こんな事実をどう捉えるか。旧社名のモリタポンプ時代の1990年3月期(バブル期)の営業利益に対し、減益予想の今期でもその水準は6.7倍。日経平均株価なりTOPIX動向と比べても隔世の感が強い。

 不可欠なインフラ関連のトップ企業という観点も、株式の中長期投資で資産を形成する一法といえよう。そしてそうした企業(銘柄)に出会うには、なによりも肝心なのは企業情報の収集にウノ目タカノ目になることであると考える。(千葉明)

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