【銘柄フラッシュ】ソフトフロントHDなど急伸し東洋精糖は中国のエタノール混合ガソリン政策が材料視されて急伸

2017年9月13日 16:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 13日は、東証1部の値上がり率1位が日清紡ホールディングス<3105>(東1)となり、13日朝「固体高分子形燃料電池の電極に用いるカーボンアロイ触媒の実用化」を発表し、「白金使わぬ燃料電池、材料コスト数千分の1」(日本経済新聞9月13日付朝刊)と伝えられ、朝からストップ高買い気配のまま値がつかず、大引けにストップ高で値がつき25.5%高。

 値上がり率2位は東洋精糖<2107>(東1)の21.7%高となり、昼過ぎに中国が2020年までにエタノール混合ガソリンを全国展開すると伝えられ、バイオエタノール技術で先行するとされて13時前から急伸して一時41.7%高まで上げて大引けも21.7%高。

 3位は日本無線<6751>(東1)となりミサイル緊急通報などの防災無線がイメージされたとの見方がありストップ高の20.2%高。

 モリテック スチール<5986>(東1)はストップ高の18.2%高となり、株式市場でEV(電気自動車)関連銘柄の人気が強まる中で、「EV/PHV用ケーブル自動巻取り式充電スタンド」(特許申請中)を展開することなどが材料視されて急伸。カーリット・ホールディングス<4275>(東1)はリチウムイオン2次電池の評価試験事業などが注目されてストップ高の15.2%高。

 杉村倉庫<9307>(東2)は大阪、神戸が地盤で、カジノ施設の導入などについての期待が再燃したとされてで直りを強め19.0%高。大興電子通信<8023>(東2)は8月下旬に発生した一部ネット証券やネット通販会社などを含む広域ITシステム障害への対策で注目とされてストップ高の16.3%高。

 ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)は9月末の株式2分割が材料視されて16.7%高と一段高。アスカネット<2438>(東マ)は量産前提のAIプレート試作品完成と、スマホ動画から「写真」を簡単に切り出せるアプリなどが注目されて大幅続伸し8.8%高。

 ソフトフロントホールディングス<2321>(JQG)は光通信<9435>(東1)との合弁が好感されてストップ高の26.7%高。菊水電子工業<6912>(JQS)は電池試験システムなどを手がけるためEV(電気自動車)関連銘柄とされて活況高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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