1ドル110円台まで戻し今後の注目はインフレ率か 9月13日のドル円為替

2017年9月13日 10:46

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 1ドル107円台まで下がったドル円だったが、地政学的リスクが落ち着いてきたことからリスク選好の動きが強まり、1ドル110円台まで回復している。もちろん今後の北朝鮮の動きによって流動的だ。しかし現在のところ北朝鮮の反応も冷静である。次の注目は米国経済のインフレ率に移っていくだろう。

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 9月9日の北朝鮮の建国記念日にあわせ、ICBMの発射があるのではとも言われていたが、動きはなかった。国連安全保障理事会での制裁に関しては、日本、韓国、米国は北朝鮮に対し原油輸出禁止という最も厳しい経済制裁を望んだが、中国、ロシアの思惑も絡んで妥協した案となっている。全会一致という国連安保理の決定に対し、北朝鮮は強硬な姿勢で反応を示すとも思われていたが現時点では反応は薄い。これが地政学的リスクへの警戒感を大きく後退させる結果になっている。円を売りドルを買う動きが強まった。深刻な被害が予想されたハリケーン「イルマ」による損失が大幅に抑えられたこともドル買いの材料の一つとなっている。

 9月12日23:00(すべて日本時間)には7月JOLT求人件数が発表され、事前予想の600万件を上回る617万件と好調さをキープしている。7月求人率も4.0%と先月と同じく高止まりの状態である。相変わらず労働市場の強さを示した結果だ。しかし市場は予想以上の結果に対しても動意薄であり、22時には1ドル110円10銭だったのがドル売りが入り、23:15には1ドル109円80銭までドルは下がった。ただ全体的にはドルの上昇は堅調で、日付の変わった13日の8:30ごろには1ドル110円29銭の上値をつけている。

 本日は21:30から8月生産者物価指数(PPI)が発表される。マイナスだった前回から今回の事前予想は前月比+0.3%だ。PPIコアデフレーターも同じく前回のマイナスから+0.2%を予想されている。事前予想通りとなればドル買いの材料となるだろう。明日、9月14日は大きな注目を集める消費者物価指数(CPI)の発表だ。どのようなインフレ状況であるのかを見極める必要があるだろう。(ろひもと理穂)

関連キーワード消費者物価アメリカ中国韓国北朝鮮安全保障ロシア国連安保理

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