小野寺防衛相、非核3原則は堅持

2017年9月11日 10:38

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記事提供元:エコノミックニュース

 小野寺五典防衛大臣は8日の記者会見で、核を持たず、作らず、持ち込ませずの非核3原則について、記者団からの問いに「この原則について政府としては現在も(非核3原則を堅持するとの)従前と同じ考え方だというふうに思う」と堅持の考えを述べた。

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 非核3原則については1976年衆院外務委員会で「非核3原則は国是として確立されている。いかなる場合にも、これを忠実に履行する」との国会決議がなされており、昨秋の国会でも稲田朋美防衛大臣が「非核3原則を守り、核なき世界の実現を目指していく」と断言している。

 小野寺大臣は、記者団から、自民党の石破茂元防衛大臣から核持ち込み禁止の是非について議論すべきという問題提起に自民党内外でも波紋が広がっているが、この点についての見解をと問われて、答えた。

 一方、北朝鮮が新たに提起している『電磁パルス攻撃』について、小野寺大臣は「従前からEMP兵器について様々な抗堪性の強化が重要だと考えている。例えば航空自衛隊のレーダーサイトで収集した情報を航空自衛隊全体で共有するために必要になる通信網については多重化を推進している。ミサイル防衛についてもこのようなEMP攻撃があっても抗堪性を保てるようにしっかり装備していきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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