米債務上限延長でドル買いも北朝鮮リスクは依然続く、9月7日のドル円為替

2017年9月7日 13:34

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 9月6日(すべて日本時間)から7日にかけてドルが持ち直す場面がたびたび見られた。北朝鮮を巡る地政学的リスクは依然として高まったままではあるが、ドル買いの材料が増えてきたことが要因にあげられるだろう。

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 リスクオフの動きから、9月6日9:00ごろには1ドル108円50銭までドルは売られた。その後は反発し、17:00ごろには1ドル108円84銭まで回復するものの、19:00ごろには再び下がり、1ドル108円45銭の下値をつけている。その後、21:30に7月貿易収支が発表され、-437億ドルと事前予想の-447億ドルから改善された結果が示されるとドル買いの傾向が強まった。23:00ごろには1ドル109円17銭までドルは上昇したが、8月ISM非製造業景気指数が55.3と事前予想の55.6をわずかに下回り、さらに23:45ごろにはタカ派で知られるフィッシャーFRB副議長の10月13日ごろの辞任が報道され、ドル売りが加速した。日付の変わった7日1:00ごろには1ドル108円71銭までドルは下げた。

 1:25にはトランプ大統領が「北朝鮮に対し、軍事作戦が最初の選択肢ではない」とコメントした。やや朝鮮半島の地政学的リスクが軽減され、さらに債務上限の3カ月間の延長で合意したことを発表するとドル買いに風向きが変わる。3:00には1ドル109円40銭の上値をつけた。この時刻にはFRBがベージュブックを公表している。経済活動の緩やかな上昇、賃金の上昇圧力が限定的な点などに触れたが市場の反応は動意薄であった。

 北朝鮮が、建国記念日である9月9日にICBMの試射を行うと韓国で報道されると、一時的に地政学的リスクが高まり1ドル108円89銭までドルは売られている。その後は反発し、109円台付近で推移している。国連安保理では、北朝鮮への新制裁に関して製油禁輸が話し合わせている。石油が確保できなければ北朝鮮が枯渇するのは目に見えており、北朝鮮がどのような反発をするのか警戒される。9月9日にかけてリスク管理は最大限に必要である。(ろひもと理穂)

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