今週の【JASDAQ市場】8月28日~9月1日『9連騰で連日の年初来高値更新』

2017年9月3日 12:07

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記事提供元:フィスコ


*12:07JST 今週の【JASDAQ市場】8月28日~9月1日『9連騰で連日の年初来高値更新』
【続伸、山王やアイフリークには連日資金が向かう】28日(月)

■概況■3396.76、+17.67
28日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが反発となった。値上がり数は423、値下がり数は201、変わらずは64。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始したが、寄り付き後は終日狭いレンジ内での推移となった。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
山王<3441>がストップ高で上昇率トップ。導電性微粒子に関する特許取得で連日資金が向かう。アイフリーク<3845>は、30日のUUUM<3990>上場に向けて思惑買いが続く。エノモト<6928>は、ストップ高比例配分。1株につき4株の割合で株式分割を実施するとの発表が材料視された。 ぱど<4833>、パスポート<7577>などRIZAPグループ<2928>傘下企業の一角にも物色が見られた。

その他、五洋インテックス<7519>、ヒーハイスト<6433>、ホリイフード<3077>、東洋合成<4970>などが上昇率上位にランクイン。

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【続伸、ホリイフードがストップ高で上昇率トップ】29日(火)

■概況■3404.95、+8.19
29日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は309、値下がり数は294、変わらずは80。北朝鮮のミサイル発射を受けて、リスク回避の流れからJASDAQ平均は売り先行で取引を開始。しかし、その後は買い戻しの動きなども広がる展開。後場にはプラス圏に切り返し、今日の高値圏で取引を終えた。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
ホリイフード<3077>がストップ高で上昇率トップ。年初来高値を更新している。ディーエムエス<9782>は、一部メディアで取り上げられたことも刺激材料となったもよう。日本サード<2488>は、一時ストップ高まで買われた。ソフトバンクが日本アイ・ビー・エム(IBM)と提携し日本で共同展開するコグニティブ・コンピューティング・システム「IBM Watson」に関連する「IBM Watsonエコシステムプログラム」の契約を締結したと発表し関心を集めた。

ニッポン高度紙工業<3891>は、リチウムイオン電池関連として物色継続。北朝鮮のミサイル発射を受けて、細谷火工<4274>など防衛関連銘柄にも短気資金が向かった。エン・ジャパン<4849>は、年初来高値更新。厚生労働省が本日発表した7月の有効求人倍率が材料視されたもよう。1974年2月以来43年5ヶ月ぶりの高水準となり、同社など人材サービス関連銘柄の一角に物色が向かった。

その他、デジタルアドベンチャー<4772>、山加電業<1789>、グリムス<3150>、メイコー<6787>などが上昇率上位にランクイン。

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【続伸、山王、平山がストップ高】30日(水)

■概況■3413.71、+8.76
30日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は330、値下がり数は271、変わらずは82。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後急速に上げ幅を縮め、前日終値水準でのもみ合う展開。しかし、後場にはじりじりと上げ幅を広げ、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
山王<3441>がストップ高で上昇率トップ。平山<7781>もおなじくストップ高。米アップルが9月にもスマートフォン「iPhone」の新型を発表するとみられており、かねてより関連銘柄に位置付けられるリバーエレテク<6666>にも、引き続き物色が向かったようだ。栄電子<7567>は、割安感に注目した資金が向かった側面も。

昨日は上値抵抗として意識されている25日線までの上昇をみせた後に、利益確定の売りに押されていたアイケイ<2722>は押し目買い意欲も強く、再び抵抗線突破を試す展開を意識した推移に。カイカ<2315>はフィスコ<3807>との資本業務提携発表が材料視された。

その他、五洋インテックス<7519>、デジタルアドベンチャー<4772>、ホリイフード<3077>、オールアバウト<2454>などが上昇率上位にランクイン。

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【8連騰、ブロッコリーは大幅続落】31日(木)

■概況■3447.28、+33.57
31日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は383、値下がり数は225、変わらずは81。米株高などを背景にJASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後も終日じりじりと上げ幅を広げる展開で、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
明豊エンタープライズ<8927>がストップ高で上昇率トップ。東京都の販売用不動産を譲渡したと発表している他、一部で業績期待が高まったもよう。石垣食品<2901>には思惑買いも。オンキヨー<6628>は一時234円まで急伸。米Googleの開発したAI(人工知能)アシスタント「Google Assistant」及びGoogleの「Chromecast」を搭載したAI対応スマートスピーカーG3(VC-GX30)を10月に欧米で発売すると発表し、関心を集めた。

その他、リーダー電子<6867>、東洋ドライルーブ<4976>、Mipox<5381>、山王<3441>などが上昇率上位にランクイン。

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【9連騰、明豊エンタープライズへの関心続く】1日(金)

■概況■3453.48、+6.20
1日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は346、値下がり数は281、変わらずは68。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。寄り付き後は上げ幅を縮め、一時マイナスに転じたものの、下げ渋る展開で上昇して取引を終えている。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
明豊エンタープライズ<8927>がストップ高で連日の上昇率トップ。引き続き一部季刊誌の予想を受けて、業績期待が高まっているもよう。ヒーハイスト精工<6433>は、FA関連として関心向かう。

CAP<3965>は4日ぶり大幅反発。17年9月期業績予想を下方修正している。営業利益見通しは従来の3.90億円から3.12億円へと引き下げた。ただ、第3四半期までを前年同期比49.8%の営業減益で通過していたことから、通期の2ケタ増益確保がポジティブサプライズとなったようだ。

クレステック<7812>は、一時1388円まで急伸。20年6月期を最終年度とする中期経営計画「CR Vision 2020」を策定したと発表したことで関心を集めた。

その他、システムズD<3766>、寺崎電気産業<6637>、INEST<3390>、富士ソフトSB<6188>などが上昇率上位にランクイン。

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