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ホンダF1が2勝目を奪取した伊GP優勝時マシン、モンツァで疾駆
1976年F1イタリアGPで0.2秒の僅差で優勝した「ホンダRA300」、故ジョン・サーティース氏がドライブしてホンダに2度目の優勝をもたらした[写真拡大]
ホンダは9月3日に行なわれるF1「第13戦イタリアGP」において、1967年のイタリアGPで優勝したホンダ製F1マシン「RA300」のデモンストレーションランを実施すると発表した。同時に、イタリアGPの期間中、展示エリアにRA300のマシンを含む特別展示ブースを出展する。
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ホンダRA300は、ホンダがF1参戦を開始した1964年から3年後の1967年のイタリアGPでデビュー。
約6週間という短期間で作り上げられたとされるRA300は、スペースフレーム構造が主流だったこの時代、モノコックボディに、67年型RA273で使われていた改良タイプのエンジン「RA273E」とギヤボックスを搭載した。このV型12気筒エンジンは420ps/11500rpmという性能を発揮。RA300は先代のマシン「RA273」に対して全体で約70kg軽量化に成功していた。
そしてそのRA300を、同年ホンダに加入したばかりのジョン・サーティース氏がドライブ。ホンダRA300は9番手グリッドからスタートし、ファイナルラップでジャック・ブラバムの駆るブラバムBT24を交わしてトップに立つ。その後、わずか0.2秒差の攻防を制してデビューウインを飾るとともに、ホンダにF1通算2勝目をもたらした。
そんな劇的な勝利から50周年となる今年、当時のグランプリが行なわれたモンツァをRA300が疾駆する。ステアリングを握るドライバーは、今シーズンGP3に参戦中の福住仁嶺だ。福住にとってこれが初のF1マシンドライブだ。
ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、「RA300の勝利から50年という節目に、ふたたび同じサーキットで同じマシンを走らせることができ、非常に嬉しく思っています」とコメントを寄せた。
「ホンダがF1の勝利を目指して“何がなんでも勝つ”という強い想いが込められたRA300の走りと、往年のV12エンジンが奏でるホンダサウンドを楽しんで頂きたい」とも付け加えた。
なお、製作されたRA300は1台のみで、参戦したレースが4戦だけ。現存するマシンは、優勝車そのものである。そのレジェンドマシンが走る。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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