【株式市場】材料株など強いが外部環境に不透明感あり日経平均は小動きの末5日続落

2017年8月22日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万9383円84銭(9円29銭安)、TOPIXは1596.12ポイント(0.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億1419万株

 22日後場の東京株式市場は、北朝鮮の動向や米トランプ大統領の政権運営、中国の経済統計の見直し機運など、外部環境の不透明感が拭えない様子があり、新日鐵住金<5401>(東1)などの鉄鋼株は大手証券の投資判断などを好感して高かったが、日経平均は前場の高値1万9437円25銭(44円12銭高)を抜けずに一進一退を続けた。大引けも軟調で5日続落。一方、東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小高い。

 後場は戸田工業<4100>(東1)がEV(電気自動車)関連株の人気再燃とされて一段高となり、富士通コンポーネント<6719>(東2)は富士通の携帯端末事業売却報道を受けて思惑が広がったとされてストップ高。オウチーノ<6084>(東マ)は政府の空き家対策に関連とされて一段高。ジャストプランニング<4287>(JQS)は発行株数の31%に達する自己株の消却などが好感されて2日連続ストップ高。

 出来高概算は少なめで13億1419万株(前引けは6億4414万株)、売買代金は1町7142億円(同8086億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は966(同1023)銘柄、値下がり銘柄数は919(同856)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、電気機器、その他製品、証券・商品先物、卸売り、不動産、機械、鉱業、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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