【業績でみる株価】オプテックスグループは6月の上場来高値に接近、17年12月期2Q累計大幅増収増益で通期予想は再増額の可能性

2017年8月21日 11:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 防犯や自動ドアなど産業用センサの大手で、FA機器やLED照明なども展開しているオプテックスグループ<6914>(東1)の17年12月期第2四半期累計は大幅増収増益だった。通期予想は再増額の可能性が高いだろう。株価は自律調整一巡して6月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期2Q累計は大幅増収増益、通期予想は再増額の可能性

 17年12月期第2四半期累計(1月~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比42.4%増の185億14百万円、営業利益が82.0%増の27億24百万円、経常利益が2.5倍の27億76百万円、純利益が2.6倍の18億54百万円だった。6月20日の増額修正値を上回る大幅増収増益だった。

 FA(ファクトリーオートメーション)事業が26.4%増収・2.2倍営業増益と想定以上に好調だった。シーシーエスを連結したMVL(マシンビジョン照明)事業も寄与した。主力の防犯関連のSS事業は2.2%増収・23.6%営業増益だった。防犯関連はアジアおよび欧州向けの好調で3.3%増収、自動ドア関連は海外向けが伸び悩み3.8%減収だった。

 通期予想(6月20日に増額修正)は、売上高が16年12月期比17.0%増の363億円、営業利益が39.3%増の42億円、経常利益が37.7%増の42億50百万円、純利益が54.8%増の28億円としている。下期の想定為替レートは1米ドル=110円、1英ポンド=135円、1ユーロ=120円としている。

 製品構成変化や海外拠点強化の先行投資負担などで6月20日の増額修正値を据え置いたが、通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.0%、営業利益が64.9%、経常利益が65.3%、純利益が66.2%と高水準である。通期予想は再増額の可能性が高いだろう。

■株価は6月の上場来高値に接近、好業績を評価して上値試す

 株価は水準を切り上げて4000円台を回復し、6月の上場来高値4230円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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