【注目銘柄】テクノプロ・ホールディングスは好業績評価して上値試す、17年6月期2桁営業増益で18年6月期も営業増益予想

2017年8月16日 12:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 テクノプロ・ホールディングス<6028>(東1)に注目したい。国内最大級の技術系人材サービス(派遣・請負)の持株会社である。17年6月期は2桁増収・営業増益だった。そして18年6月期も増収・営業増益予想である。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年6月期は、18年6月期も増収増益予想

 17年6月期の連結業績(IFRS)は、売上高が10.8%増の1000億95百万円、営業利益が13.6%増の96億47百万円、税引前利益が20.7%増の95億59百万円、親会社所有者に帰属する当期利益が4.9%増の77億17百万円だった。

 稼働人数、稼働率が高水準に推移し、1人当たり売上高増加も寄与して2桁増収・営業増益だった。期末の国内技術者数は1219人増加の1万4346人となった。平均稼働率は95.3%で0.2ポイント上昇した。また技術者1人当たり売上高は633千円で9千円増加した。なお国内技術者採用数は143人増加の2684人だった。

 18年6月期の連結業績予想は、売上高が17年6月期比8.9%増の1090億円、営業利益が9.9%増の106億円、税引前利益が9.8%増の105億円、親会社所有者に帰属する当期利益が1.5%減の76億円としている。需要が高水準に推移して増収・営業増益予想である。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開だ。8月7日には5010円まで上伸した。週足チャートで見ると4000円近辺のフシ突破後は、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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