エンバイオ・ホールディングスの3月期第1四半期は主力の土壌汚染対策事業など好調で大幅増収増益で着地

2017年8月12日 17:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■全セクターが第1四半期黒字化

 土壌汚染対策のエンバイオ・ホールディングス<6092>(東マ)の18年3月期第1四半期の連結業績は、売上高19億29百万円(前年同期比4.1倍)、営業利益4億45百万円(同10.6倍)、経常利益4億7百万円(前年同期は14百万円)、四半期純利益2億51百万円(同10百万円)と大幅増収増益だった。

 土壌汚染対策事業は、国内では、YAMAテックの連結子会社化に伴い、原位置浄化から掘削除去までのフルラインアップ化による商品力の強化、大手不動産会社との地歴調査の包括契約による情報収集力の強化、原位置熱脱着を核とした技術提案力の強化などに注力した。中国では、日系企業からの案件引き合いが増えたが、損益改善の途中であり持分法投資損益として93万6千円の損失を計上した。売上高は9億81百万円(同2.8倍)となり、営業利益は5百万円(前年同四半期は営業損失15百万円)となった。

 ブラウンフィールド活用事業は、大手仲介業者、レインズ掲載業者等の物件を多く扱っている業者を優先した仕入活動を行い、仕入件数は4物件となった。販売は、浄化等が完了した2物件を行い、売上高は7億67百万円(同38.4倍)となり、営業利益は3億2百万円(前年同四半期は営業損失3百万円)となった。

 自然エネルギー事業は、新たに長野県伊那市、長野県茅野市(計2か所)の発電所を取得し、今第1四半期連結累計期間の末日現在、太陽光発電所は22か所、総発電容量15,759.04kWが稼働している。また、建設中・計画中合わせて1発電所(石川県羽咋郡)合計総発電容量13,491.5kWが今後随時稼働する予定である.売上高は1億80百万円(同71.1%増)、営業利益は80百万円(同78.6%増)となった。

 土壌汚染対策事業及びブラウンフィールド活用事業が黒字化したことで全セクターが第1四半期黒字化した。

 今期18年3月期連結業績予想は、売上高75億48百万円(前期比41.2%増)、営業利益6億72百万円(同2.6倍)、経常利益5億55百万円(同5.4倍)、純利益3億79百万円(前期は20百万円)と大幅増収増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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