【株式市場】円高を警戒し好業績株が選別買いされ日経平均は3日ぶりに反発

2017年8月1日 16:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は1万9985円79銭(60円61銭高)、TOPIXは1628.50ポイント(9.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億4453万株

 8月1日後場の東京株式市場は、米トランプ政権のスカラムチ広報部長が就任後わずか10日で辞任したことなどが言われてドル安・円高の懸念があり、日本調剤<3341>(東1)が一段ジリ高となるなど、四半期好業績銘柄の中でも内需系の銘柄が注目されるなど選別が進んだ。日本航空<9201>(東1)も高い。日経平均は大引けにかけて一時75円28銭高(2万円46銭)まで上げて前場の高値を上回った。大引けも堅調で3日ぶりに反発。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は前場に続き軟調だった。

 後場は、大東建託<1878>(東1)が27日発表の四半期決算や31日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券による目標株価の引き上げなどが好感されて一段ジリ高。ヱスビー食品<2805>(東2)は四半期業績などが好感されて上場来の高値を更新。ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)も四半期決算などが好感されて高い。

 東証1部の出来高概算は19億4453万株(同9億8533万株)、売買代金は2兆6035億円(同1兆3038億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は1112(同949)銘柄、値下がり銘柄数は813(同949)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は27業種(前引けは25業種)となり、値上がり率上位の業種は、空運、銀行、陸運、金属製品、保険、水産・農林、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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