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全般こう着のなか、決算を手掛かりとした個別物色へ/東京株オープニングコメント
*08:41JST 全般こう着のなか、決算を手掛かりとした個別物色へ
24日の日本株市場は売り先行の展開になりそうだ。21日のNY市場は、ゼネラル・エレクトリックの決算内容が嫌気されたほか、原油相場の下げの影響もあり、利益確定の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の19980円、円相場は1ドル111円10銭辺りと円高に振れて推移しており、これにさや寄せする格好となろう。
今週は国内でも本格化する4-6月期の決算発表を含めて、注目イベントが多く予定されている。まずは、25-26日に開催されるFOMCに関心が集まろう。政策変更がない限りは、経済・物価見通しやイエレンFRB議長の記者会見はなく、焦点は声明文の変更となる。FOMC待ちの中でこう着感が強まりやすく、日経平均は2万円処での攻防といったところか。
また、「ロシアゲート疑惑」について、24日にはトランプ大統領の長女の夫であるクシュナー上級顧問が、26日には長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏とマナフォート元選挙対策会長がそれぞれ証言をする予定となっている。議会証言の内容次第では、一段と米国政治の停滞に対する警戒感が強まることにもなろう。
物色としては決算を手掛かりとした個別物色になりやすいが、先週の安川電<6506>の決算を受けて設備投資関連への波及がみられていた。省力化投資の流れもあり、引き続き物色が強まる可能性があり、押し目買い意欲も強そうだ。その他、米国FANG銘柄の決算なども引き続き注目だろう。先週はネットフリックスの好決算がナスダック指数をけん引する形となったが、24日にアルファベット、26日にフェイスブックの決算発表が予定されている。(村瀬智一)《AK》
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