【新規上場(IPO)銘柄】ソウルドアウトは7月12日にマザーズに上場、ヤフーとの業務提携で高い成長続く

2017年7月24日 07:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ソウルドアウト<6553>(東マ)は、7月12日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社グループは同社及び連結子会社3社により構成されているが、『ネットで成長を志す中小・ベンチャー企業』に対して『Webマーケティング支援、HR支援、IT化支援』を提供し、ネットビジネス拡大を支援している。

 Webマーケティング支援では、ソウルドアウトが中小・ベンチャー企業向けマーケティング支援を行い、株式会社サーチライフが広告会社向けWebマーケティング支援を行っている。HR支援では、主に、株式会社サーチライフがWebマーケティングのスキルやノウハウを体系化して実戦的に学べる研修サービスを提供、株式会社グロウスギアがWebマーケティング人材の採用を支援するサービスを提供している。IT化支援では、株式会社テクロコがWebマーケティングを通じて売上を上げる際に発生する業務を効率化・自動化するためのITツールの開発および導入を支援している。

 今2017年12月期第1四半期業績実績は、売上高27億1900万円、営業利益2億円、経常利益2億円、純利益1億2900万円に着地。主力のインターネット広告の取引が好調で、既存取引先の売上高が拡大し、新規申込みの取引先数及び売上高も増加傾向だったほか、EC売上アップセミナーの開催、リスティング担当者向けオープン型研修「ジッセン! オープン」の開催などの施策を実施し、同社顧客のWebマーケティングを成功させるための取り組みを強化したことが貢献した。第1四半期営業利益は第2四半期計画に対する進捗率が66.7%と順調に推移している。

 今17年12月期業績予想は、売上高102億5100万円(前期比19.9%増)、営業利益7億5000万円(同52.3%増)、経常利益7億5900万円(同54.5%増)、純利益4億9100万円(同67.3%増)を見込む。上場で得た資金は人材採用や研究開発に充当する。年間配当予想は、期末一括6円28銭を予定している。

 株価は、7月12日に公開価格1200円を76.1%上回る2113円で初値をつけ、同18日高値3200円と上昇。その後、モミ合っている。同社グループは、「先行優位」を事業機会に変え、営業拠点を積極展開、3,200社以上の顧客基盤で培われた「営業力」「供給力」「分析力」「マーケティング力」の強みを持っているほか、ヤフーとの業務提携によって地方及び中堅・中小企業向けのインターネット広告取扱高、リーディングカンパニーの地位を目指しており、高い成長が続くと期待されている。目先2580円どころを下値として固めた感があり、IPO人気が続く可能性がありそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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