IEEE Spectrumの人気プログラミング言語ランキングでPythonが1位に

2017年7月23日 16:31

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記事提供元:スラド

IEEE Spectrumの人気プログラミング言語ランキング「The Top Programming Languages 2017」で、昨年3位だったPythonが1位に上昇している(IEEE Spectrumの記事Neowinの記事The Registerの記事)。

昨年1位のCと2位のJavaはそれぞれ1ランクずつ下げて2位と3位になっている。1位~8位でSpectrum Rankingスコアが減少したのはC(-0.3点)とPHP(-1.3点)のみであり、減少幅も小さい。順位では5位のC#と6位のR、7位のJavaScriptと8位のPHPがそれぞれ入れ替わっているが、4位のC++は昨年と変わらず、上位の変動は少ない。9位のGoは昨年の10位から1ランク上昇(+4.3点)、初のトップ10入りを果たした10位のSwiftは4ランク上昇(+7.4点)している。一方、昨年9位だったRubyは3ランク下降(-1.9点)して12位となった。

このほか、スコアを大きく伸ばしているのは17位のShell(+13.1点、2ランク上昇)、21位のRust(+9.9点、5ランク上昇)、38位のABAP(+9.6点、4ランク上昇)、32位のProlog(+7.7点、5ランク上昇)。逆にスコアの減少幅が大きいのは47位のLadder Logic(-25.7点、12ランク下降)、26位のObjective-C(-7.2点、6ランク下降)、34位のLisp(-3.2点、4ランク下降)などとなっている。
IEEE SpectrumのランキングはGitHubから抽出した300以上の言語からGoogle検索でのヒット数が少ないものを除外し、Google検索やGitHub、Stack Overflowなど10ソースからそれぞれ12の基準で人気度を判定する。2014年に49言語で始まったランキングだが、2015年にはApex Code、ASP.NET、CoffeeScript、Eiffel、NetLogo、Scilabの6言語が外れ、Cuda、Julia、LabView、Rust、Swiftの5言語が加わって48言語になった。以降、3年続けて新たな言語はランキング入りしていない。

なお、The Regisiterの記事では他のプログラミング言語人気ランキングでのPythonのポジションをまとめている。PYPL Popularity of Programming Language IndexではJavaに次ぐ2位、7月のTIOBE IndexではJava、C、C++に次ぐ4位、6月のThe RedMonk Programming Language RankingsではJavaScriptとJavaに次ぐ3位となっている。 

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