徒然チルドレン 1話「告白」【感想レビュー】

2017年7月10日 11:08

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徒然チルドレン 1話「告白」【感想レビュー】徒然チルドレン講談社KING RECORDSマガジン©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会

徒然チルドレン 1話「告白」【感想レビュー】徒然チルドレン講談社KING RECORDSマガジン©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会[写真拡大]

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 こんにちは、ネジムラです。

 ワタクシ、アニメ好きとは言っても、決まった時間にTVの前に居るのをついつい忘れがちで苦手でして、劇場公開アニメばかりを見ております。最近はまったくTVアニメをリアルタイムで観ておりません。

 ですが

 今期は大好きな漫画「徒然チルドレン」がアニメ化するということで、久しぶりにしっかり追うことに決めました!

 そんなわけで今クール、TVアニメ「徒然チルドレン」を原作既読のファン目線で毎週レビューをお送りして参ります!原作既読と言っても、『この後こうなるんですよ』みたいなネタバレを抜きにレビューして参りますのでどうか安心して、アニメ共々このレビューにも最後までお付き合いいただければ光栄でございます。

■オープニングテーマ「アイマイモコ」


 本編に入る前に初回ということでオープニングレビュー!

 水瀬いのりさんの明るくポジティブな新曲『アイマイモコ』に合わせて、原作ファンにはお馴染みのあのキャラクターやこのキャラクターが各カップリング/グループで登場です。あの子も出るんだ!とかこの子は出ないのか!?とか気になっちゃう非常にアガるOPでございました。ラストカットが並ぶ二台のスマホというところも、『現代恋愛劇』らしくて良いのではないでしょうか。

■徒然チルドレン1話「告白」


 満を持してのアニメ化第一話は原作漫画「徒然チルドレン」単行本1巻から「告白」「生徒会長の悩み」「不真面目な彼女」「スピカ」の4エピソードが登場。15分枠ということで、観る前こそ短いなぁと思いましたが、結構詰め込めるものなのですね。

■高瀬 × 神田


 単行本の最初のエピソードでもある高瀬くんと早稀ちゃんのエピソードでアニメもスタート。原作にはなかった雪を降らせた演出で、早稀ちゃんがなかなか告白し出せない時間の経過を表現しつつ、次週の春回との季節感の変化にも生かせる効果があるところなんかが気が利いております。

 残念ながらこの回では告白が失敗(?)に終わったものの、この2人が果たしてアニメ最終回までにしっかり結ばれるのかは原作ファンも気になるところです。

■古屋 × 皆川


 友人である早稀ちゃんの告白を眺めながら、物語は古屋くんと皆川さんのエピソードにバトンタッチ(こういう細かい原作にない部分の演出が気が利いてます)。

 小悪魔女子な皆川さんが「処女」や「エッチ」といったワードを口に出して古屋くんに告白するわけですが、男の私にはそんな皆川さんの一言一言が重いパンチのようにズシンと身体に響いてきます。うーん、皆川さんのそういうところ、ほんと好き!!

■赤木 × 梶


 舞台は一転して、生徒会長と不良コンビのエピソードに。前の2エピソードに比べて、より個性の強い二人の掛け合いは、ギャグ漫画っぽく非常にコミカル。

 さらっと10万を取り出す赤木くんのテンポには、原作を読んで展開を知っていても笑わせられてしまいました。

 カップル成立おめでとうございます。今後の二人の活躍も楽しみです。

■湯川 × 笹原


 第1話ラストエピソードは私も原作から大好きな天文部のエピソード!笹原ちゃんの告白シーンの表情の変化が好きで、アニメーションでどう表現されるのか気になっていましたが、原作で見せた絶妙な表情を再現しつつ見事アニメーション化してくれました。泣き顔、すっげー可愛いです、笹原先輩!(後輩目線)

 ラストカットを星空にする演出もロマンティックで親指がグッと立ちます。ホント、カップル成立おめでとうございます。

 欲を言えば、大事なシーンでスタッフロールが流れて来てしまい、それが気になってしょうがなかったので、どこかでスタッフロールが重ならないバージョンの配信も期待したいところ。15分という短い枠の中に4エピソードを頑張って詰め込んでくれたと思うと恐縮ではありますが、なにか機会があればどうかお願いします。

徒然チルドレン 1話「告白」【感想レビュー】

画像引用元:徒然チルドレン講談社KING RECORDSマガジン©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会

 そんな感じで15分という変則的な枠の中でしたが、第1話をじっくり楽しませていただきました。

 事前発表のビジュアルを観て、漫画とは違い、細い線で淡い色の画になっているところに違和感があったのですが、優しい青春アニメであることを思うと、これはこれで有りなのかも・・・と実際に観て思いました。なにより内容は原作を結構忠実に映像化してくれているところが、原作ファンにとっても嬉しいところです。今後はもう少し、“原作との比較ジャッジマン”にならぬよう、アニメをアニメとして純粋に楽しんでいけるようにすることが視聴側としての目標でしょうか。

 次回は「春」。冬から季節が移ります。今回は1対1のエピソードばかりだったので複数人での会話劇の登場にも期待です。

 レビュー自体にも意見があれば賛否関わらずお気軽にビシバシコメントください。以上、「徒然チルドレン」第1話レビューでした。

(あにぶ編集部/ネジムラ)

徒然チルドレン講談社KING RECORDSマガジン©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会

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