ロシア発の「ボット」 、複数の国で世論操作か

2017年7月8日 11:45

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 ロシアによる「世論の操作を目的に偽情報を拡散するボット」が、世界に悪影響を及ぼしているという(AFPBBC)。

 英オックスフォード大学の研究チームが明らかにしたもの。研究チームはブラジル、カナダ、中国、ドイツ、ポーランド、台湾、ロシア、ウクライナの9カ国を対象に、7つのソーシャルメディアへの投稿を分析したそうだ。その結果、世界的にロシアのボットによる影響が確認されたという。

 これらボットの動作はおおむね自動化されているという。ボットによる情報拡散においては「対立、そして矛盾する話の種を複数撒く」のが特徴とされるほか、たとえば実際には支持者は多くないにもかかわらず、SNS上に多くの支持者が存在するよう見せかける活動もするという。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | ニュース | インターネット

 関連ストーリー:
ロシア、中国微信やLINEなどの利用を禁止 2017年05月13日
ロシアで「ネット工作」を行う企業 2016年12月20日
米大統領選で問題となった「嘘ニュース」の拡散にはロシアが関与していた? 2016年12月03日
ロシア、「荒らし」の仕事はまるでオーウェルの「真理省」 2015年04月04日
全国の警察がISP各社に対しロシア(ru)ドメインへの接続遮断を要請 2014年07月10日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事