【注目銘柄】リンクアンドモチベーションは好業績評価して上値試す、17年12月期2桁増益・増配予想

2017年7月4日 15:41

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 リンクアンドモチベーション<2170>(東1)に注目したい。組織・人事分野中心に「従業員のモチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社である。17年12月期2桁増益・増配予想である。株価は上場来高値圏で堅調だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期2桁増益・増配予想

 17年12月期連結業績(IFRS)予想は売上収益が16年12月期比8.9%増の363億円、営業利益が同21.5%増の30億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同10.9%増の20億円としている。配当予想は同70銭増配の年間6円(四半期配当)としている。

 第1四半期(1月~3月)の連結業績は前年同期比6.2%増収、13.8%営業増益、12.0%最終増益で、計画を上回る増収増益だった。

 個人開発ディビジョン(キャリアスクール事業、学習塾事業)が利益率の高いプロダクトの売上構成比低下で5.4%減益だったが、組織開発ディビジョン(コンサル・アウトソース事業、イベント・メディア事業)が利益率の高い組織人事コンサルティングの好調で12.3%増益、マッチングディビジョン(ALT配置事業、人材紹介・派遣事業)が外国語指導講師(ALT)派遣および人材紹介・派遣とも順調に推移して8.5%増益となった。

 そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.1%、営業利益が23.3%、親会社の所有者に帰属する当期利益が20.7%と概ね順調な水準である。積極的なM&A効果も寄与して、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は上場来高値圏で堅調、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値圏で堅調だ。6月20日に890円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって長期上昇トレンドである。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】ホットランドは1Q好決算を手掛かりに通期12月期業績の上ぶれ期待を高めて続伸(2017/06/02)
【株式評論家の視点】LITALICOは18年3月期は新規開設30拠点を計画、今期2ケタ増収増益の続伸見込む(2017/06/12)
【編集長の視点】三栄建築設計は連続の最高業績・増配を再評価し超割安株買いが拡大して続伸(2017/06/05)
【小倉正男の経済コラム】ふるさと納税規制にみる中央集権再強化(2017/06/12)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事