三陽商会が戻り高値、きょうから株式併合後の値段になり妥当値を上回る

2017年6月28日 09:42

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期は赤字が縮小する見通しで併合をキッカケに注目し直す

 三陽商会<8011>(東1)は28日、大きく出直って始まり、取引開始後に1883円(株式併合を考慮して103円高)まで上げて戻り高値を更新した。7月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施するため、7月1日受け渡しの売買に移行した6月28日から株式併合後の値段になる。計算上は併合前の値段(6月27日の終値178円)の10倍が妥当値になるが、これを上回っている。前週はスマートフォンより軽い84グラムほどの折り畳み傘「バーブレラ」が今年も人気と伝えられ、梅雨どきのシーズンストックとして話題性もあるようだ。

 今期・2017年12月期は赤字が縮小する見通しで、併合をキッカケに業績改善傾向を改めて注目し直す動きが広がったようだ。2期連続赤字とあって株価は2015年8月から調整基調が続くが、この10カ月ほどは下げ止まって下値固めの相場になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【新規上場(IPO)銘柄】アセンテックはVDIイノベーションセンターの来場者10,000名突破、通期業績予想の上振れが濃厚(2017/06/14)
【業績でみる株価】弁護士ドットコムは目先的な過熱感解消して再動意の可能性、18年3月期も大幅増収増益予想(2017/06/12)
【新規上場(IPO)銘柄】ビーブレイクシステムズの初値は公開価格の4.61倍と高人気、ERP導入市場の更なる拡大が見込まれる(2017/06/19)
【VR・AR関連銘柄特集】市場動向や関連銘柄を探る(2017/06/12)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事