26日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高と続伸、貴州マオタイ最高値更新

2017年6月26日 17:14

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記事提供元:フィスコ

*17:14JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高と続伸、貴州マオタイ最高値更新
週明け26日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比27.57ポイント(0.87%)高の3185.44ポイントと続伸した。約3カ月ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、28.86ポイント(0.87%)高の3336.09ポイントで取引を終えた。

海外資金の流入期待が再び高まる流れ。中国メディアの取材に対し、米MSCIのヘンリー・フェルナンデスCEOは25日、MSCI新興国株指数の中国A株組み入れが将来的に増える可能性を示唆した。それに先立つ21日、MSCIは同指数に中国A株を採用することを決定したばかり。実際の組み入れは2018年6月からとなる。当初は大型株222銘柄を採用すると発表した。

幅広い銘柄が物色される。上海総合指数の構成銘柄は、9割近くが上昇した。個別では、MSCIの採用が有望視される白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.5%高の484.68人民元に反発し、上場来高値を更新している。証券株も軒並み上昇。国泰君安証券(601211/SH)は3.1%高で引けた。インフラ関連株も高い。建機の三一重工(600031/SH)が7.1%、発電設備の上海電気集団(601727/SH)が4.3%ずつ値を上げた。ITハイテク関連株、不動産株、資源・素材株なども上げが目立っている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が3.25ポイント(1.00%)高の326.31ポイント、深センB株指数が12.48ポイント(1.10%)高の1144.59ポイントで終了した。

【亜州IR】《CS》

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