【注目銘柄】オプテックスグループは上場来高値更新の展開、17年12月期予想を増額修正

2017年6月22日 15:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 オプテックスグループ<6914>(東1)に注目したい。防犯や自動ドアなど産業用センサの大手で、FA機器やLED照明なども展開している。17年12月期第2四半期累計と通期の業績予想、および配当予想を増額修正した。通期業績予想は再増額余地があるだろう。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期業績・配当予想を増額修正、通期業績は再増額余地

 6月20日に17年12月期第2四半期累計(1月~6月)および通期の連結業績予想を増額修正した。スマホ関連を中心にFA(ファクトリーオートメーション)事業およびMVL(マシンビジョン照明)事業の国内販売が想定を上回り、利益面では高収益製品の好調も寄与する。第3四半期(7月~9月)以降の想定為替レートは1米ドル=110円、1英ポンド=135円、1ユーロ=120円に変更した。

 第2四半期累計予想は売上高を10億40百万円増額して前年同期比40.3%増の182億40百万円、営業利益を8億50百万円増額して同63.7%増の24億50百万円、経常利益を8億円増額して同2.2倍の24億50百万円、純利益を5億10百万円増額して同2.2倍の15億60百万円とした。

 通期予想は売上高を7億円増額して16年12月期比17.0%増の363億円、営業利益を5億円増額して同39.3%増の42億円、経常利益を4億50百万円増額して同37.7%増の42億50百万円、純利益を3億円増額して同54.8%増の28億円とした。スマホ関連販売の一巡、MVL事業における中国事業の再構築、第3四半期以降の製品構成変化による原価率上昇、先行投資費用などを考慮して下期を減額修正した形だが、通期予想には再増額余地があるだろう。

 配当予想は第2四半期末5円増額して年間50円(第2四半期末25円、期末25円)とした。16年12月期との比較でも5円増配となる。予想配当性向は31.0%となる。連結配当性向30%を目標としている。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績を評価して上値試す

 株価は6月21日に4230円まで上伸した。3800円近辺での短期モミ合いから上放れの形となり、上場来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、52週移動平均線も上向きに転じている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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