【株式市場】北朝鮮情勢など再燃し日経平均は反落するが材料株の動きは活発

2017年6月21日 16:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万138円79銭(91円62銭安)、TOPIXは1611.56ポイント(5.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億3436万株

 21日後場の東京株式市場は、米国のテレビの報道として、北朝鮮の核実験施設に動きがあると伝えられ、軍需産業株の石川製作所<6208>(東1)や理経<8226>(東2)が一段と強含み、相場全体のムードは様子見になった。日経平均は80円安の2万150円をはさんで小動きを続け、20日の1年10カ月ぶり高値から小反落となった。東証2部指数は軟調に転じたが、マザーズ指数、日経JQSDAQ平均は高い。

 後場は、フォスター電機<6794>(東1)が一段ジリ高となり、話しかけるだけで家電操作などの可能な「音声認識AI」への期待などが言われた様子。岡本工作機械製作所<6125>(東2)は16日発売の「会社四季報」最新号が高評価とされて再騰。トランスジェニック<2342>(東マ)は「アルツハイマー病モデルマウスに関するライセンス契約」が材料視されてストップ高。オンキヨー<6628>(JQS)は簡単に電話会議を実現する小型のスピーカーフォンを発表し「音声認識AI」への連想が拡大とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億3436万株(前引けは8億1311万株)、売買代金は2兆2639億円(同1兆1155億円)。1部上場2020銘柄のうち、値上がり銘柄数は589(同1001)銘柄、値下がり銘柄数は1330(同837)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、ガラス・土石、陸運、ゴム製品、医薬品、建設、その他金融、にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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